第二子妊娠
私には今、五歳の娘と四歳の息子がいます。
時折言う生意気がまだまだ可愛い娘と、赤ちゃん言葉の抜けきれない愛しい息子に囲まれて、家はぐちゃぐちゃだけど、幸せな日々を送っています。
でも、こんな穏やかな気持ちで過ごせるようになったのも、下の息子が三歳になってからです。
たった一年前ですね。
でも、遠い昔に感じるほど、今とは違い、本当に大変でした。
大変なのは、第二子妊娠発覚から始まりました。
ちょうど上の娘の一歳のお誕生日会の準備をしていると、(あ、つわりだ。)と即座にわかる、独特な吐き気が襲ってきました。
すぐに産婦人科にいくと、やはり妊娠していました。
11ヶ月の娘に「だっこ卒業宣言」
先生からは、「上の子が小さいけど、初期はなるべくだっこは控えた方がいいかなー」といわれました。
それまで、お出掛けも抱っこひも、家のなかでもほぼだっこで生活していた人一倍甘えん坊な娘。
生後11ヶ月の娘には、話しても通じないだろうなと思いつつ、「ママ、おなかに赤ちゃんがきたの。○○ちゃんのいちばんの仲間だよ。でもね、少しママおなかが苦しいから、○○ちゃんのこと抱っこできないの。大丈夫かな?でも寝るときはギューして寝ようね。」と、娘の目をじっと見て話しました。
伝わったのか、娘はこの日から、わたしにはだっこはせがまなくなりました。
そのかわりに、毎晩腕枕で眠る生活がスタートしました。
娘は眠るのが上手でなく、夜泣きをしたり、うまく寝付けないことが多い赤ちゃんでした。
腕枕をしている娘が泣いたり暴れる度に、座って抱っこをしたり、背中をトントンして寝かしつけました。
まとめて一時間も眠れない日々でした。
第二子誕生 二人の夜泣き
そんな中、第二子の息子の誕生。
新生児の息子が寝ている横で、お構いなしに夜泣きする娘。
娘をなだめていると、その泣き声で息子が起き、息子の方を向くと、娘が一層大泣きします。
娘をおんぶ紐でおんぶしながら、息子を抱っこし、家中を歩き回ったことはかぞえきれません。
不思議とパパって、こどもの夜泣きで起きないんですよね。
限界だ!とおもって、パパを起こして、どちらかのこどもを任せても、泣き止まないこども。
今振りかえると、そんなにもわたしだけを求めてくれたこどもたちが、愛しくて微笑ましくなりますが、その当時は本当に毎日、(今日こそは睡眠不足で倒れるな。)と思いながら生きていました(笑)。
二人を両手で抱っこしながら
上の娘が二歳半を過ぎた頃、やっと夜泣きがなくなってきたなと安堵したのもつかの間、次は下の息子の夜泣きが始まりました。
息子の夜泣きで娘が起き、10kgを超える二人を両手で抱っこしながら寝かせました。
二時間でいいからまとめて寝たい。
それが、ずっと、わたしの夢でした。
でも今、娘も息子も、一度寝たら朝まで起きることはありません。
特に幼稚園に通いだしてからは、適度に疲れているのか20:00には就寝です。
そのあと私は一人で束の間のteaタイムを過ごし、今は毎日8時間も眠れています(笑)
大の字でのびのび寝たい
眠れると心に余裕もでき、イライラすることも激減し、あの頃のストレスは何だったんだろうと思うほどです。
眠たくて苦しくて辛いと思っていたあの頃も、今思い出すといい思い出(?)です。
今の悩みは、こどもたちの寝相の悪さです。
朝気付くと、私のおなかの上に息子が乗っかり、私の足に娘が絡まって寝ています。
今の私の夢は、大の字でのびのび寝ることです。
でも、この寝苦しいのを、恋しく思い出す日がくるでしょう。