子供が謝らない
子供が悪いことをしてもなかなか謝らない。
そういう経験は誰でもあることでしょう。
悪いことをしたら謝って許してもらうということは、2歳くらいになって言葉が話せるようになったら指導していくことができます。
単純に大人が、子供のやってしまった間違いを説明して、〇〇をしてしまったからごめんねって言おうね、と言えばよいのです。
何度もやるうちに子供は、誤ったことをしたら、謝らなければならないのだなというのを覚えます。
謝りたくない
しかし特に3,4歳くらいになってくると、子供にも(発達速度や性格にもよりますが)謝りたくないというシチュエーションが出てくるでしょう。
その場合には、ただ「ごめんね。」と口先だけで謝らせても、意味がなくなってくることがあります。
このときに、無理やり「謝りなさい!」と親が早々に口出ししてしまうことがよくあります。
それはよくありません。
まずは、子供がしてしまったいけないことを認知させます。
もし友達に悪いことを言ってしまって泣いてしまったら、子供が言ったことを繰り返し言って、自分がそう言われたらどう思う?とか、〇〇ちゃん、泣いているね、〇〇って言われたから悲しかったんだね、どうしたらいいかな?とちょっと子供の反応を見てみる余裕も必要です。
特に4歳児になると、問題解決が自分たちでできるようになっていきます。
その時に、子供たちの力を信じてみましょう。
じっくり付き合う
そしてどのように解決するか、どのように反応するかを観察してみると、子供の性質がわかるようになります。
この観察がゆくゆくは子供にとっても親にとっても大切になっていきます。
私の子供はちょっと頑固で、謝らなければならない場面でなかなか謝らず、自分の理由を一生懸命説明して、謝らずにすむようにしようとするところがありました。
そのため、実際に謝ることができるまで大変ながいプロセスを通らなければならず、時間がかかって親としては悶々としましたが、ここで親が適当にしてしまうと、子供の考える力と解決していく能力が弱くなってしまいます。
悪いことをしたら100%謝らせるということに固執せずに、子供がどんな風に考えていけるかを促していく方法は、子供の思考力を助けて強くすることができます。
子供をすぐに無理やり謝らせると、口先だけで謝っておけばいいんだと思うようになってしまいます。
又は、どうして謝っているのかわからないまま謝らせられて、納得がいかないことばかりが増えていき、結局は子供は何も学ぶことができません。
とても労力と時間のかかることではありますが、じっくりと付き合っていくと良いと思います。