勉強が苦手!?
いつも明るく、ニコニコとしていて誰からも好かれる性格のいい娘。
しかし、そんな娘にも1つ、欠点が。
とにかく勉強が苦手なのです。
小学校の時は、親がついて教えてあげられましたが、中学生になると、親の手には負えません。
教えてあげたくても親も全く分からないのです。
そうすると、ますます勉強が苦手に。
開き直り
テストの点数はとんでもない、苦手な科目の課題は提出しない。
学校の個別懇談の時に課題提出をしていないと聞かされ、顔が青ざめた時もありました。
このまま、高校に行けるのか?と、真剣に不安になったこともありました。
無理矢理塾に行かせるても全く効果はなし。
とにかく、やる気がないのだから当たり前です。
何度言っても時間の無駄。
反抗期とかではないのですが、勉強に関しては全く聞く耳を持ちませんでした。
「だって、分からないんだもん。私よりもっと点数が悪い子もたくさんいるんだから」と、開き直りです。
あまりの成績の悪さだったので、主人にも言えず1人で抱えて悩んでいました。
唯一の救い
しかし、進学に関しての唯一の救いがスポーツでした。
娘は、小学校に入学してからずっと同じ競技をしており、何度も県代表選手となり全国大会に出場していたのです。
毎週、週末は試合で休みが潰れ、県外への泊まりでの遠征ばかりなので遠征費も高額。
毎回早朝から、車を運転して試合会場まで連れていく日々。
娘も私もほとんど自由な時間はありませんでした。
もちろん、試合の日は家を留守にします。
主人の食事などは一切できません。
それでも、子供のためだと、主人も協力してくれていました。
しかし、そのおかげで、スポーツ特待生として高校にも進学ができました。
しかも、クラスの中では1番早くに合格通知をもらったのです。
そして、高校に進学してからも部活に励み、結果を残したおかげで大学進学も現実となってきました。
一番大切なもの
確かに、勉強ほど大切なものはありません。
しかし、何か1つ頑張っているものがあれば、どうにかなるのだと思いました。
なので「何故できないの?」と、叱るのではなく、その1つの頑張っているものを家族みんなで全力でサポートしてあげることが大切なのだと思いました。
そして、人との接し方。
これが1番大切なのです。
きちんと挨拶をする、誰とでも仲良くする。
そういった事を教えることも忘れてはいけないと思いました。
実際、娘は高校では寮生活でした。県外へ行ったので、周りは知らない人ばかり。
それでも、持ち前の明るさですぐに溶け込めました。