「あれが欲しい、これが欲しい」と駄々をこねる時には
私には、2歳10ヵ月になる娘がいます。
娘はキャラクターや動物が大好きで、動物園や水族館、テーマパーク等へ行くたびに、ぬいぐるみやお人形を欲しがります。
当初は、「まだ2歳だから仕方ない。お金の教育をする年齢でもない。」と思い、ついつい甘やかして、欲しいものを買え与えてしまっていました。
ですが、最近は家にぬいぐるみが溢れていることや、我慢する事を覚えて欲しいという気持ちが強くなり、娘が、「あれが欲しい、これが欲しい」と駄々をこねる時には、しっかり向き合って、我慢することを覚えるような躾を、心がけるようになりました。
最初は、躾の仕方は手探りで、こちらも感情的になってしまうこともありましたが、妻と2人で試行錯誤を繰り返すうちに、上手くいく躾のスタイルができましたので、それをご紹介します。
「我慢」躾法その一
具体的な躾の方法は次の2点になります。
まず一つ目です。
『既に同じようなものを持っていないか』を、考えさせるようにしています。
ぬいぐるみにしてもおもちゃにしても、必ず似たような類のものは家にあります。
子供に対しては、「もったいないよね」と言っても、なかなか伝わらないので、「今いるぬいぐるみさんが悲しむよ」「今のはもういらないのかな?」と伝える事で、子供なりに考えてくれるようになりました。
新しいものに惹かれるのは仕方ありませんが、それ以上に、既存のものの愛着は大きいものです。
「我慢」躾法その二
二つ目に、『もっと欲しいものがないか』という事を、考えさせるようにしています。
子供は目の前にあるものに対して、直感的に『可愛い』『面白い』と感じ、欲求が高まります。
こうなると、欲しくなったものに対して、大人がどのような評価をしようと、欲求は変わることはありません。
このような時、私は更に魅力的なものを対比に出し、子供にどちらが欲しいか考えるよう促します。
もちろん、後に出したものは、すぐに買えるものでなく、得るにしても、『何かを我慢する』あるいは『何かを達成する』事を条件にします。
そうする事で、子供に考える冷却期間を与えることが出来ますし、何かを達成した報酬で、ご褒美がもらえるという学習にも繋がると考えます。
躾に不可欠のこと
このような躾を心がけてから、娘は何か欲しいものがあって買ってもらえなくても、癇癪を起こすような事は無くなりました。
2歳の子供でも、考える事をサポートして習慣化すれば、しっかりと考えてくれます。
逆に、その場凌ぎの嘘や、誤魔化しは通用しません。
言ったことは、ちゃんと覚えています。
子供だからといって対応を怠らず、しっかりと向き合ってコミュニケーションを取ることが、躾には不可欠だと実感できた体験談です。