生命誕生の奇跡
予定日通りに問題なく、いわゆる安産だった第一子。
生まれた瞬間のことを、数年経った今でも色褪せずに焼きついています。
それくらい喜びだったり、生命誕生の奇跡や不思議を、身をもって体験した感覚にいました。
生まれてすぐに、カンガルーケアで胸元にきた我が子。
小さなお猿さんのような顔をして、本当に愛らしい姿をしていました。
出産翌日から母子同室に。
母乳育児開始
同時に母乳育児も開始です。
その前からおっぱいマッサージをしたりしていましたが、今思えばそれほど張る感覚はなかったんです。
里帰り出産だったので、実母がいるときに、助産師さんの指導のもと母乳指導を受けました。
もう全然上手くいかないのです。
上手くいかなくても当たり前、初めて同士なのだからと今では思えます。
愛おしい赤ちゃんが救い
でも当時は母親失格なのではないか、他のお母さんたちが当たり前のようにやってきたことではないかと、劣等感に苛まれたりしました。
そこでの救いは、赤ちゃんが自分を求めてくれること。
手を握るしぐさも、あくびする姿も、ひとつひとつ全てが愛くるしく、ああ一緒にゆっくり歩いていこうと思えました。
2人きりの方が、わりと穏やかに過ごせました。
きっと人の目や言葉を、気にし過ぎていたんだと思います。
過剰反応
助産師さんに、赤ちゃんも吸うのが下手だからという言葉に、マイナスの言葉に反応しがちでした。
そんな言い方しなくてもいいのにと。
思い返せば、そんなに気にすることでもないのですが、当時は敏感になっていたとことがあったと思います。
そこで心の整理をしたり、冷静にというのは難しいと思いますし、もし同じような産後のママさんがいたら、こうしたらいいよと言うよりも、そのままで無理せずに、大丈夫と声をかけると思います。
苦しい時に無理に変わろうとしなくていいなと気づきました。
肩の力を抜いて
周りを気にしてしまうのも仕方ないんです。
初めてのことでわからないことが多くて、周りから情報を得ようとするのは当たり前のことなんですから。
ただそれを100%で受け止めようとしないことかもしれませんね。
どんどん内に内に入りこんでしまいそうになるので。
程よく肩の力を抜いて、私は私、赤ちゃんもそうです。
周りに甘えてみる
他と比べなくても大丈夫と、過去の自分に声をかけられるならかけたいものです。
そうは言っても、赤ちゃんは言葉っを発して、「ママ、いいよ」とは言わないですし、周りもあえてママはえらいねーなんて言わないので、自分で自分を保たなきゃいけないのも大変ですよね。
そういうときは素直に周りに甘えてみるといいのかもしれません。
みんな赤ちゃんを育てるだけでなく、何事も誰かと共に築き上げていくものなのではないでしょうか。