母乳が一番!?
現在2歳の男児の子育て中です。
子供を産む前、最近は完全母乳での育児を推奨している病院が多いとは聞いていたのですが、出産前は特に深く考えていませんでした。
一応哺乳瓶や消毒セットなどは揃えておき、ミルクを使える準備だけはしておきました。
いざ子供が生まれ、翌日から授乳指導などが始まった際に、担当の看護師さんから言われたセリフが、「今はあまり出ないかもしれませんので、ブドウ糖を準備してありますから、足りない時にはそれを足してください。退院した後はブドウ糖ありませんけど、ミルクを足せばいいとは思わないでくださいね。赤ちゃんには母乳が一番ですよ」でした。
ミルクで育児をしようとするのってそんなにいけないの?と一気に気持ちが下がってしまいました。
産後しばらくたってもなかなか母乳が増えず、退院後にこのままの授乳量だったら、どうやって子供を育てようかと、憂鬱でますます授乳量が減っている様でした。
退院前日、完全にブルーになっている私のところに、お産でとりあげてくれた助産師が来てくれて、「足りなかったらミルク足していいんだよ。誰のための、何のためのミルクなの?気にしなくていいからね」と言って下さって気持ちが少し楽になりました。
祖母の母乳攻撃
退院時に主人にミルクの購入を頼み(主人は私の負担を減らすためにも、ミルクを足すことには賛成でした)、いざ実家についてみると祖母からの母乳攻撃が待っていました。
その頃息子はまだ力が弱かったらしく、直接母乳を飲むのが上手にできず、搾乳したものを飲ませるか、元気がいい時に頑張って含ませる飲み方だったのですが、祖母がそれに反発したのです。
私の授乳量が少ない事への批判から始まり、息子が上手に飲めないことの疑問を持ち、みんなが止めるのも聞かずに質問攻めです。
「おなじ産院の他のお母さんはしっかり出るんでしょ、何でそんなに出ないの?なんでこの子飲めないの?お腹空いてるはずでしょ、早くあげたら?」と言われ続けます。
やっと飲ませてお腹いっぱいになった息子が、気持ちよさそうにすやすや眠っているのに、「早く次を飲ませろ、あれだけしか飲んでないのに、もうお腹がすいているはず」と言って聞きません。
何度説明しても、数分後にはまた同じ繰り返しです。
イライラしてしまい、ストレスで授乳量が減ってしまいました。
顔を合わせるたびに、そのパターンなので困ってしまい、息子に会わせたい気持ちがありながら、避けるようになってしまいました。
しばらく会わないうちに少しずつ授乳量も増え、息子の飲み方も上手になって余裕が出来てきたのか、祖母の対処方法も考えられるようになりました。
ミルクを足す育児に関しても、実際に子育てをした人の意見で、悪くないことが分かりましたし、本を読んで安全性も確認できました。
実際に1/3程はミルクを飲んでいた息子は、風邪もほとんどひかない健康優良児に育ちました。
様々な方面からの意見に困ってしまいましたが、良い体験になりました。