長女は大のおばあちゃん(姑)っ子
私は、長女があまり好きではありませんでした。
理由は、長女が大のおばあちゃんっ子だったからです。
そのおばあちゃんというのが姑。
私の母親なら、そうはならなかったのですが、姑だったため、「何で、そんなにもおばあちゃんがいいの?」と、毎日思っていました。
そうなると、徐々に長女への関心が無くなっていくのでした。
長女を好きになれない
そして、長女が、2歳の時、私は次女を出産。
そうなると、私の愛情は、次女へと向いていくのでした。
本心は、長女にも同じだけの愛情を注いであげたいのです。
それでも、長女が姑にばかりひっつく姿を見ると、どうしても愛情は次女に向くのです。
「どうして、愛してあげれないの?」と、自分で自分に問いかけ、自分で自分が嫌になってしまう日々が続くのでした。
悩めば悩むほど落ち込んで、イライラするの悪循環なのです。
しかし、長女が5歳ごろになってから変化が・・・。
習い事を始めてから…
これまでは、毎日おばあちゃんの家に遊びに行っていたのが、習い事を始めてからは、ほとんど行かなくなりました。
そうすると、これまでのように「おばあちゃん、おばあちゃん」と、言わなくなったのです。
そこで、ハッと気がつきました。
長女をおばあちゃんっ子にしていたのは、私自身だったのだと。
私達夫婦は、共働き。
私も、フルに働いていました。
なので、子供は、近所に住んでいた、おばあちゃんに預けていたのです。
そして、仕事から帰ってきてから夕食の準備、家事。
原因は私自身
時間に追われていて、長女を全くかまってあげていなかったのです。
そうなると、おばあちゃんっ子になるのも当たり前なのです。
そこで、やっと全て私が悪いのだと気がつきました。
そうなると、不思議なくらい、長女に対するわだかまりが、一気に消えていきました。
5歳になった長女。
それまでずっと、寂しい思いをさせてしまっていたことを、心から反省。
これまでの穴を埋めたいと、必死に愛情を注いでいきました。
そうすると、通じるのです。
大いに反省
長女も穏やかになり、「お母さん、大好きだよ。」と、言ってくれたのです。
これには、涙が出てしまいました。
どんなにおばあちゃんっ子でも、本当に好きなのは母親だったのです。
もっと自分に自信を持って、子育てをしないといけないと思いました。
今までは、その長女も高校生。
寮生活をしている長女とは、毎日1時間の長電話をするのが日課となっています。
もちろん、長女も次女も同じくらい大好きです。
今になって思うと、何故そこまで長女に対しての愛情が無かったのか不思議で、当時の自分が腹立たしいです。