車がない生活
2歳の娘をもつ専業主婦です。
自我が芽生え難しい時期ですが、まだまだ赤ちゃんと子供のあいだのような可愛らしさに癒されながら、楽しく子育てをしています。
数ヶ月前までは、京都に住んでおりました。
JR線の駅が家のすぐ近くでしたし、買い物にも困らない所でしたので、車を持っていませんでした。
結婚当初は、せめて子供が産まれたら購入しようと考えていたのですが、娘は電車やバスでの移動でもくずらず過ごしてくれましたし、京都の場合、繁華街へ行くのは車ですと道や駐車場が混み合い不便です。
困った事態
しかし、昨年の秋、大変困った事態が起きてしまったのです。
娘と私は、咳がでる状態が何日か続いていました。
だんだんと寒くなってきていましたので、風邪かなと思っていたのですが、咳のせいでろくに眠れず、発熱がありました。
翌日かかりつけ小児科の予約が取れたのは昼過ぎで、前日から降っていた雨は強いものになっていました。
実は、「病院へいかなければと思うとあめふり」というのは、以前にも何回かありました。
母娘で発熱
大人でも、低気圧には頭痛がするとか、なんだか怠いという事が、ありますよね。
娘も、少し具合が悪いときに、低気圧の影響で悪化したり、発熱したりするのかもしれません。
まだまだ、傘を使って上手に歩ける年齢ではないですし、いつもなら抱っこ紐で連れ出すか、ベビーカーに雨よけのカバーをかけて連れて行くのですが、私も具合が悪い上に、行きたい小児科はちょっとした山の中腹です。
ベビーカーも、嫌がって乗りたがらない時期でした。
仕方なくタクシーをよび、なんとか病院に向かいました。
診断結果は、ふたりとも「マイコプラズマ肺炎」とのこと。
処方箋薬局へ
ひどければ入院をしなければならない事もあるようですが、そこまでではなく、薬を処方してもらいに、隣にある処方箋薬局へ行きました。
うつる可能性がある病気なので、個室へ通されました。
薬を出してもらい、帰りのタクシーを呼んでもらうようにお願いしました。
時刻は午後3時。
咳と発熱のせいで私はぐったりでしたが、娘は個室に置いてあった目新しいおもちゃで、機嫌よく過ごしてくれたのが、せめてもの救いでした。
タクシーが来ない
スタッフの方が、タクシー会社に電話をし、もどってきてくれたのですが、「いくつかのタクシー会社に連絡を取ったのですが、少し時間がかかりそうとのことでした。」と言われました。
個室で待たせて頂けるとのことだったので、そのまま待つことに。
しかし、1時間たっても、2時間たってもなかなかタクシーは来ません。
スタッフの方は気を使って、時々様子をにみきてくれたり、何度もタクシー会社に連絡をしてくれたのですが、やっぱりタクシーはきません。
季節は秋。
処方箋薬局の方々に感謝
京都は観光シーズンで、少し奥まった場所には、なかなか配車してもらえないのです。
私も気まずくて、娘にカッパを着せてなんとか帰ろうかとか、ママ友に迎えに来てもらおうかとか、いろいろ考えましたが、どれも現実的ではありません。
そうこうしているうちに、5時をすぎ、薬局は閉店、スタッフの方が、家まで車で送ってくださいました。
お世話になった薬局には、後日お礼に伺いましたが、一人ではどうしようも出来ない出来事でした。
嫌な顔もせず、親切にしてくださった薬局の方々に本当に感謝です。